なんだか固いタイトルで書き始めてしまいましたが、2023年も折り返しのところで、私なりに今年チャレンジしてきたことを、校正業務を始めたあたりから、まとめてみます。

文字校正の仕事に就いたのは、「無職」への引け目から

子どもを37歳で産んでから、10年続けてきたピアノ講師への復職をなかば諦めました。

ピアノの先生はとても楽しく、やりがいもあったのですが、レッスン時間は「夕方から夜」がピークなんですね。その時間帯はやはりご飯をつくったり、お風呂に入れたり翌日の準備をしたりと、子どもとの「生活時間帯」となるので確保したかったのです。(だから困難を乗り越えて続けていらっしゃる方々に頭が上がりません。。。)

とはいえ、無職で貯金を切り崩す生活に、嫌気がさしてもいました。

正確に言えばもっと漫然とした、常に心に雲がかかったような不安な気持ちなのですがうまく表現できず。。

これから10年以上つづく長ーい子育て期間をおもったときに「仕事どうする?」というのは重くのしかかる課題だった、といえば近いかもしれません。

授乳を終えたころから校正のお仕事に就くべく勉強をし、文科省認定講座を修了し、ココナラでお仕事をスタートして3年近くになります。

こう書くと、自分のやるべきことがわかっていたみたいでカッコイイのですが、実際には迷いと試行錯誤の連続でした……。

ご存知のとおり、仕事を変えるって、ものすごく勇気の要ることですよね。

今思えば、産休中(無職)だったので、失うものは(仕事も役職も)無いという気持ちで新たなことにチャレンジできたのかな、とも思えます。

『ココナラ』との出会い

文字校正の学習段階エピソードについては下のアイコンのテキストに細かく書いたので割愛します。

校正在宅ワークで最速プラチナ!売上げのコツ教えます

ココナラで文章の校正サービスを始める! となったころ。

わたしは校正の通信講座修了2ヶ月前からフライング気味に公開依頼に応募し始めました。

思いつめて、まだ始めてもいない仕事や、やりとりをシミュレーションしては、緊張してバクバクしたりね(繊細か!)。

眠れない日々で毎日ココナラサイトを眺めては、「自分のサービス」で一歩踏み出すのをためらっていました。

自分の強みを活かして! なんて心のなかでは息巻いていましたが、結局「需要がどこにあるか」も、「何をすれば喜ばれるか」もわからなくて、第一歩目は公開依頼に手を挙げて実績を積むところからだったのです。

結果的に当時の流れとして「コロナ禍の補助金申請文章の校正・リライト」など今はあまりない需要を見つけることもできました。

もう一方でよかったなと思うのは、自分への「客観的な評価」を見える化できたことです。自分の励みになるのはもちろん、お客様も判断できなかった「ことのわ(当時そばちょこ)」というユーザーの色合いがオープンになったからです。

次なるステップは、なに?

この段階でも自信はほとんどなかったのですが、その先の「自分だけのサービス提供」という次のステップを与えてくれて、実際にご縁を運んでくれたのがココナラです。自分のサービスをオープンしてほどなく、ご依頼があったのです!!(そのあたりもノウハウには詳しく書いています。)

個人的な「働き方難民」という思い込みや「私って何者?」という思春期のような疑問を振り払って、解決してくれたのが、ココナラで出会ったお客様の前向きなレスポンスやご評価、そしてココナラのシステムでした。

初めてサービスが終わって入金された時は、「自分がここに居ることを肯定された!」かのようで、感動は大きなものでした。

もう、無我夢中といった言葉がぴったりなくらい、とにかく1件1件のご依頼を誠実に、ていねいに取り組んできたのが2022年までのわたしでした。

今年取り組んでみたことーー2023年の上半期の振り返り

前置きが長すぎてスミマセン。ようやく、2023年の上半期の振り返りです。

結論から言ってしまうと、「文章でのボランティア活動を、たくさんしてみました」というのがこの半年の動きです。文章での縁の下の力持ち、を目指したのです。

本業が安定しているからこそ、「ちいさな社会貢献」や「文章でできることを探る活動」をしたいという意欲が出てきたんですね。

その中で、やってみたいとムクムク頭のなかで膨らんできたことは「文章による人助け(ボランティア)」です。

日々文字校正の業務にあたるなかで、校正ソフトのような機械的な判断だけでなく、「+α」で何ができるか、どこまで総合的に気づくことができるかを常に考えていたので自然と、この活動に至る流れはつくられていたのかもしれません。

2023年に入ってからは特に、顔の見える人たち(つまりリアル友人)に対して異業種の文章のブラッシュアップをお手伝いしてきました。いま、それぞれのプロジェクトが一区切りといった段階です。

意外に楽しい『ボランティアで腕試し』

なぜ、ボランティア(無償)にしてきたか。それは「遠慮のない先方のニーズを引きだして把握し、それに対し全力を出し切るため」という、文章でできることの奥深さを追求したい気持ちが一つ。

もう一つは「初めて取り組むことでベストな道筋や最短工数が見えない」という自分の経験不足からです。

お金を頂くと「これだけやって、○○円?」とか、反対に「○○円ももらって、恐縮なくらい簡単だった」など金額に対しての気持ちが少なからず生じます。

その、心に生じる雑音は抜きで、力になりたい人に対して全力を尽くしたいと思ったのです。遠慮や忖度、手抜きを遠ざける意味で、友人への手助けは無償で取り組むことにしています。

それにしても「ボランティアで能力試し」はとてもエキサイティングだったので夏のチャレンジにおすすめします。

具体的に何をしたの?

ざっくりいえば、文章面でのビジネスサポート業務だったりコンサルティング的なアドバイスも含まれました。細かくいえば、校正、リライト、編集、企画、マーケティング戦略考案、ライティング等です。

どんな友人だったかは以下の通り。

こんなに、身近に文章で困っているケースがあったのかと気づくのと同時に、リアルに顔を合わせていながらその需要を見て見ぬふりしてきた自分の心の狭さを反省しました。

  • 1)通販事業を展開する経営者の友人(お客さまへのお詫び文、社内テンプレ等)
  • 2)非営利団体の冊子の校正、簡潔な文章の提案
  • 3)出版したいと願う経営者の出版サポート(方向づけ、校正、編集等)
  • 4)あるアーティストの発信文章のブラッシュアップ、戦略・企画立案
  • 5)出版社向けWeb記事文章(コラム)の校正/文章最適化

また同時に、この半年~1年くらいで本業とは別でこれだけ(微力ながら)サポートできたことを誇らしくも思います。

文章の武者修行、成果は?

「自分の数年先のサービス開発につながる挑戦」なので、全力を尽くして、試したいことを試さないことには意味がないと思って取り組みました。全力でやって失敗するのは恥ずかしいですし、現に情けない結果も生じたりしています。

そのあたりはテストプロジェクトなので、苦手が見つかって良かった、と捉え無償であっても責任を持って対処しよう、と考え行動しています。

特に、あまり得意としてこなかったライティングは、だいぶ鍛えられたと思います。数々の文章の最適化やライティング、企画書作成などにあたったためです。

字数の制約がなかったからこそ、自由に言葉を尽くしてみたり、ニーズに合った字数を考え、編集面での視点を持つ機会にもなりました。書く方の気持ちがわかることで、校正業務にも生かせるのではと思っています。

最初はニーズのヒアリングから、段取りもできず、わくわくというよりもドキドキの取組みでしたがそれぞれに、何もしないよりうんと良かったという結果になりました。(数字はここで明かせないにせよ、語彙のなさ……笑)。

サービスにも還元します

やったことのない取り組みの連続だったので

  •  ・意図が伝わらなくて歯がゆい思いをする日も、
  •  ・こうすれば要領よくやり取りができたのか! と後悔した日も、
  •  ・力が入りすぎた恥ずかしい提案をしてしまったことも……

ありましたが、数々のやらかしと「人と一緒に考え即時動く」という行為を通じて、より総合的に文章を提案するうえでの希望が見えた、という印象です。

ココナラで提供しているのは、校正業務を中心とした、着地に責任を持てる案件です。「○○文字いくら」で時間や工数も織り込みずみで作業するので、プロ意識と技術、最上の親切心を大切に、ていねいに対応しております。

あくまで本業優先なのでボランティアは「ちょっと待っててね」が多かったのは否めず、それも段取り力の不足かなと感じております。

しかし、やはり当初述べた通り、紆余曲折の末にようやく得られた「文字校正のお仕事」を最優先にする姿勢は崩せません。

次のフェーズはどんな新サービスを考えるのか……? と経験が熟成されて、これからひらめくアイデアを楽しみにしています。

※ちなみに、サムネイル写真を自分で撮れないことを、下の記事で嘆いていましたが、この度お出かけの際に撮って初採用してみました。

そろそろ梅雨明けが意識される時期ですが、暑い夏みなさんは何にチャレンジされますか?

どうか健やかで、素敵なひと夏になりますように……*

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